私共が設計監理をしてきました「行田協立診療所・ケアセンターさきたま」がグッドデザイン賞2022を受賞しました。
医療生協さいたま生活協同組合のみなさまを始め、関係者のみなさまのご尽力の賜物です。
おめでとうございます。ありがとうございました。
以下審査評です。
史跡忍城がある高木が多く残る庭を背景として建つ、低層住宅や小中学校がある地域に医療、介護、福祉サービスを複合させた施設。地域交流棟のオシノテラスを別棟で併設し、誰もが気軽にアクセスできる空間は、大変魅力的である。背景の忍城の庭のために、できるだけ入母屋の大屋根の高さを低く抑えつつ、立体テラスで連携させた空間とし、エントランスの動線を分けながらもそれぞれの機能を持った空間同士を巧みに繋いでいる。忍城の庭が見える桜見テラスは誰もが行ける外階段を配し、街の展望台となる優れた計画である。道の駅のような立ち寄りやすさを兼ね備えた建築は、このまちの医療拠点となり、さらに中学校が隣接していることから、生きた教育体験の場としても地域への好展開が期待されるところである。
担当審査委員| 駒田 由香 岩月 美穂 西村 浩 林 厚見
行田協立診療所・ケアセンターさきたま
事業主:医療生協さいたま生活協同組合
設計:株式会社HHAハラヒロト建築設計事務所 原 浩人
神奈川大学 吉岡 寛之
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